『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』2022年10月1日全線再開通する世界で最もロマンチックな鉄道

『霧幻鉄道 只見線を300日撮る男』2022年10月1日全線再開通する世界で最もロマンチックな鉄道

2022-07-28 12:00:00

『霧幻鉄道』は、福島県の会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶ全長約135kmの路線JR只見線が舞台である。その只見線は2011年の集中豪雨で3つの鉄橋が流出し、会津川口駅〜只見駅間が長く不通となっていた。今年の10月1日、地元住民が待ち望んだ全線の運転再開が予定されている。

映画は、只見鉄道を撮り続ける郷土写真家星賢孝を語り部として描かれる。
只見線は、撮り鉄では有名な鉄道であり、数々の調査ではランキング上位に評価されている。

・2021年「アフターコロナで外国人が行きたい場所ランキング」2位(NHK COOL JAPAN)

・2016年「好きなJRローカル線ランキング」1位(鉄道コム・旅と鉄道)

・2016年「鉄道峡ランキング」只見川第一橋梁3位(日経プラスワン)

安孫子亘監督は、「地方鉄道の存続は、今国内の重要な課題である。この映画が、地方の個性豊かなローカル線の存続にチカラとなる事を願っております」と語り、星賢孝氏は「コロナ禍という厄災も今だ続くが、映画に加え撮影地の景観整備や土木遺産の選定。沿線に平行する国道252号線の風景街道指定等の動きもある。只見線復活の暁には、沿線絶景の魅力は現状の三倍増にまで劇的に拡大する。熱狂的な諸外国のファンも、更なる只見線絶景の進化に目を見張るに違いない。奥会津と只見線の超絶の絶景を、世界に知らしめる事こそが、奥会津と全会津の経済振興に直結すると確認し、映画制作の究極の目的もそこにあるのだ。」と語る。

 

「10月1日只見線再開通」

2 0 2 2 年 5月18日 福島県/JR東日本 仙台支社只見線全線運転再開について リリースより引用

 

ストーリー

2011年7月、あの東日本大震災3.11からわずか4か月後。原発事故の傷跡に追い撃ちをかけるように福島県と新潟県に襲った集中豪雨は、両県を繋ぐJR只見線の鉄橋を押し流し、会津川口駅〜只見駅間が長く不通となる甚大な被害を引き起こした。復旧工事にかかる膨大な費用やその後の赤字解消への不安もあり、廃線の危機にさらされた只見線。高齢化、過疎化が進む沿線の奥会津においてこのローカル線の復活は地元活性化の生命線であった。危機感を募らせた地元住民たちは応援団を立ち上げ、国やJR側との長い協議の末、ついに全線復旧に向けた工事開始が決まった。

 その応援団の中心は、年間300日、只見線と奥会津の絶景を数十年撮り続けている郷土写真家・星賢孝。奥会津出身の彼は地元の魅力を世界に伝えるため、撮影した只見線、奥会津の写真をSNSを通じて世界に発信。日本を超えファンは海外にも増え、星の写真に感銘を受けた観光客も多く押し寄せた。さらに生まれ育った金山町三更(みふけ)集落の廃村で消滅した「渡し船」を50年ぶりに復活させ、霧の立ち込める幻想的な秘境スポットとして認知させた。しかし、2020年のコロナ禍で観光業は下火に。「自分が出来ることをやる」とシャッターを切る星のカメラには、地方再生のヒントが写し出されるのか。

 

安孫子 亘監督

小樽市出身。小樽工業高校、日本工学院を卒業後、テレビ番組制作会社に。日本テレビ「太古の森の物語」(ギャラクシー賞選奨など多数受賞)作品などに携わる。1999年に独立してドキュメンタリー映画の製作に。2011年の東日本大震災以降に制作拠点を福島県に移し、映画『檜枝岐歌舞伎 やるべぇや』(2011)では山形国際映画祭コミュニティシネマ賞受賞。会津のマタギ(猟師)を描いた『春よこい』(2015)、『「知事抹殺」の真実』(2016)では日本映画復興奨励賞、江古田映画祭グランプリを受賞。廃校宣言から蘇った『奇跡の小学校の物語』(2019)は、現代の永遠のテーマとして全国で自主上映が続いている。

 

 

予告編

 

公式サイト

7⽉29⽇(金) ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

監督・撮影:安孫子 亘
郷土写真家:星 賢孝
ナレーション:山本 東 
音楽:山形由美 音楽プロデューサー:DAIJI 
プロデューサー:ナオミ

2021年/日本/カラー/16:9/DCP/80分

製作協力:映画只見線製作委員会 
企画・製作:ミルフィルム 配給:きろくびと