映画『Caravan to the Future』書籍『トゥアレグ 自由への帰路』出版記念上映

映画『Caravan to the Future』書籍『トゥアレグ 自由への帰路』出版記念上映

2022-04-22 12:00:00

『トゥアレグ 自由への帰路』を著したデコード豊崎アリサさんは、自由とはという自問に「人間と自然がひとつの輪になり、自治をして生きることではないだろうか」と記している。

冒険家だった父親の「本物の世界はどんどんなくなっていくから、早く旅をしないと!」に影響され「消費社会から遠く離れた野生に満ちた本物の世界」を探す旅の旅行記が本書だ。

本書で描かれる、東京の満員電車、キャバレーでのバイト生活、東京のバブル、サハラ砂漠、モーリタニアでのラリー、JAICA、トゥアレグ族、映画制作、ニジェール、アルジェリア、密航ルート、マリ北部、ラクダのオーナー、福島原発事故、ジャーナリスト・デビュー、サハラのウラン、未来都市アガデス、キーワードだけを並べても、「本物の世界」を巡る「本物の旅」の本であることがわかる。

当日は、1000年も前からサハラ砂漠で続けられているトゥアレグ族の「塩キャラバン」の4ヶ月間にわたる過酷な旅に密着取材し、ソーラーパネル発電エネルギーのみを利用してキャラバン隊の営みとその自給自足の仕組みを撮影・記録したドキュメンタリー映画『Caravan to the Future』を上映する。

アップリンク京都 5月14日(土)16時より 詳細はこちらから

『Caravan to the Future』予告編

 

 

デコート豊崎アリサ Alissa Descotes-Toyosaki

ジャーナリスト、写真家、ドキュメンタリー作家。日本人とフランス人の両親を持つ。幼少期から冒険家の父とアフリカを旅し、サハラ砂漠に出会う。その後、自身のラクダ3頭を保有し、トゥアレグ族の男性のみで構成される塩キャラバンの一員となり、ニジェール、マリ、アルジェリアの砂漠を放浪する。また、トウアレグ族の遊牧生活を支援するため「サハラ・エリキ」を設立し、本物のキャラバンを体験するツアーを主催。ティナリウェンやタミクレストなど、トゥアレグ音楽を日本に紹介する活動も行う。2011年3月11日の東日本大震災を機にジャーナリスト活動をはじめ、パリ、東京、サハラ3か所の拠点を行き来しながら取材を続けている。2015年、「ニジェールとウラン鉱山」を取材し、報道雑誌連合組合の調査報道大賞受賞。パリで「ウラン鉱山とトゥアレグ族」の写真展と講演を開催。2016年、ソーラーパネル担ぎ、ドキュメンタリー映画「Caravan to the future」を撮影・監督し、3000キロを横断する塩キャラバンの日常を描いた。日本をはじめ、ニジェール、フランスなどで上映トーク会を開催。2022年、20年間のサハラ砂漠の旅をまとめた書籍『トゥアレグ 自由への帰路』を上梓した。

 

 

 

アップリンク吉祥寺 4月26日(火)20:00の回上映後

◆トークショーピーター・バラカン、デコート豊崎アリサ監督
◆サイン会デコート豊崎アリサ監督

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アップリンク京都 5月14日(土)16時より 上映+トークショー

◆トークショー


ウスビ・サコ、デコート豊崎アリサ監督

◆サイン会


デコート豊崎アリサ監督

◆チケット購入はこちらから発売は5月11日より

※購入場所問わず、書籍『トゥアレグ 自由への帰路』をお持ちの方はすべてご参加いただけます。

 

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死と隣り合わせだった彼らが紛争の最中に創り出した音楽は「砂漠のブルース」と呼ばれ、自由とアイデンティティの奪回のためにヨーロッパ各地で演奏され続けている。