オンラインのフランス映画祭、第13回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)DICE+でも全28作品配信決定
約200の国と地域で配信され、 毎年のべ1000万回以上の視聴を記録するオンラインのフランス映画祭、「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)」。
2023年で、MyFFFは第13回目を迎える。コンペティション部門の長編・短編に加え短編アニメーションやクラシック作品など全29作品のうち、日本国内では28作品が日本語字幕付きで配信される。DICE+でも1月13日より順次作品を公開予定。
コメディ、シリアスなドラマ、ドキュメンタリーまでバラエティ豊かな日本未公開のフランス映画の新作を視聴できるまたとないチャンス!
是非DICE+にて映画祭をお楽しみください。
<配信アップスケジュール>
第1弾(短編全17作品):1月13日~ ※短編作品は完全無料でお楽しみいただけます!!!
・『カタラクト ぼやけた世界』
・『ダビデ王』
・『パロマ』
・『バイバイ』
・『マリアンヌ』
・『僕たちの城』
・『ティタン』
・『獣を解き放て』
・『海辺の女』
・『港町マルムスク』
・『美しき大河』※フランス語圏カナダ招待作品
・『東京の闇』※クラシック作品
・『不安な体』
・『2本のトランペットのための物語』
・『スズメバチ』
・『触らないで!』
・『夜警』
第2弾(長編5作品):1月17日~ ※有料会員の方はレンタルから無料で、非会員の方は250円で視聴可能です
・『行く先/後世』
・『ブラッド・オレンジ』
・『そんなの気にしない』
・『波の間に』
・『マグネティック・ビート』
第3弾(長編6作品):1月18日~ ※有料会員の方はレンタルから無料で、非会員の方は250円で視聴可能です
・『ザ・クロッシング』
・『揺れるとき』
・『愛の記念に』※クラシック作品
・『ジョーンについて』
・『私たち』
・『ブートレッガー 密売人』
第13回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル 開催概要
期間:2023年1月13日〜2月13日
料金:長編映画 – 会員:見放題、非会員:250円レンタル(料金は各配信サイトの規定による)/短編映画(60分以下)- 無料
■作品ラインナップ
▼長編 全11作品
『行く先/後世』
作家を夢見る今どきの若者、ラビディ。シェアルームに住みながら、バイトや小遣い稼ぎでなんとか生活しているが、エリザとの出会いにより表面的な自分の生き方を見直すようになる。
『ブラッド・オレンジ』
ダンスコンテストで優勝して借金を返済しようともくろむ老夫婦、金銭スキャンダル発覚に怯える経済担当相、性的倒錯者と出会ってしまった少女…それぞれの長い夜が始まる。
『そんなの気にしない』
格安航空会社の客室乗務員をしている26歳のカサンドラ。マッチングアプリ「Tinder」でのユーザーネーム「Carpe Diem(今を生きる)」に忠実に、フライトからフライトへ、パーティーからパーティーへ、日々を生きている。しがらみのない生活に心を満たされていると思っていたが、ある災難がきっかけで、地に足の着いた世界と再びつながることを余儀なくされる。果たして彼女は、心の奥底にしまいこんだ痛みと向き合い、置き去りにした人々のもとに戻ることができるのか…。
『波の間に』
夢のために突き進み、転んでは立ち上がり、また夢を見て…。若さゆえのエネルギーと明るさを武器に、スターになろうともがく怖い物知らずのマルゴとアルマ。強い友情で結ばれた彼女たちを止められるものなんてない。
『マグネティック・ビート』
1980年代初頭のとある小さな地方都市。独特のカリスマ性をもつ兄、ジェロームの影に隠れ、父親のガレージからラジオの海賊版放送を送りつつ、兵役に怯えながら暮らすフィリップは、ひとつの時代が終わろうとしていることに気付かずにいる。
『ザ・クロッシング』
略奪により村を追われ一家で逃げ出すも、途中で両親と生き別れになってしまったキョナとアドリエル。2人は追っ手から逃れ、流浪の旅を続ける。幼少期から青年期へと成長する過程で、移民迫害の気運が高まる地域を数多の試練を乗り越えながら横断していく姉弟の姿はおとぎ話のようでありながらリアルを感じさせる。彼らは自由な新世界に到達できるのか。
『揺れるとき』
ロレーヌ地方の低所得者層向け団地に暮らす10歳の少年、ジョニー。まだあどけなさが残る年齢というのに、大人の話にしか興味を示さず、若い母親の恋愛模様を観察する毎日だ。その年、ジョニーの担任になった若いアダムスキー先生に背中を押され、先生と一緒に新しい世界への扉を開こうと踏み出す。
『愛の記念に』※クラシック作品
15歳のシュザンヌは、苦い経験を通して、心を伴わない身体だけの関係の方が簡単だと理解する。家族の問題から逃れるかのように、相手をとっかえひっかえ、奔放に男と遊び歩く彼女だが、誰のことも本当に好きにはなれない。ジャックに出会うまでは…。
『ジョーンについて』
自由奔放で冒険を恐れないジョーン・ヴェラは、自立した女性で、たくさんの恋愛を経験してきた。そんな彼女の前に、若かりし頃の大恋愛の相手が突然現れる。実は彼の子どもを出産していたという事実を彼に打ち明けようとはしないジョーン。この再会をきっかけに、ジョーンは自身の人生、アイルランドで過ごした青春時代、キャリアの成功、愛する人々、そして、息子との関係を見つめなおすようになる。一見、充実しているように見える彼女の人生には、避けては通れない秘密が隠されていた。
『私たち』
パリを南北に走るRER(イル=ド=フランス地域圏急行鉄道網)B線沿いの、一括りに「郊外」と呼ばれる地域に暮らす人々を追ったドキュメンタリー作品。パリ北部ラ・クールヌーヴに暮らす整備士、サン=ドニ大聖堂でルイ16世の死を悼む信心深い人々、患者宅を訪ねて回る看護師、かつてドランシー収容所に収監された人々の記憶、夏の静けさを楽しむ若者たち、ジフ=シュル=イヴェットの作家、狩猟愛好家、監督自身の幼少期の思い出の場所…。数々の断片が全体を構成し、「私たち」の全貌が見えてくる。
『ブートレッガー 密売人』
モントリオールの法学生マニは、生まれ育ったケベック州北部の先住民居留区に舞い戻る。自身の辛い過去と決別し、故郷に居場所を取り戻そうと決意した彼女は、居留地でのアルコール販売の自由化をめぐる議論に参加するようになる。一方、白人のローラは、村議会と夫のレイモンを盾に、酒の密売を公然とおこない利益を得ている。娘が死んだのはマニのせいだと、今でも彼女を恨んでいるレイモン。マニの帰郷に
より、コミュニティは二分され対立が激化していく。先住民の自立への道はどこにあるのか…。
▼短編 全17作品
『カタラクト ぼやけた世界』
変わり者のニッキーは社会から見放された存在。最後の生活手当を失った後、命を断とうと決心し、飼い犬のイジーを隣人に託す。ところが薬を過剰摂取したニッキーに隣人が犬を返しに来る。薬が効いて命が尽きる前にイジーの引き取り人を探さねばならない…。
『ダビデ王』
シャナは求職中。フランスを離れて、人間関係を一新するためにはお金が必要だ。でも彼女が消そうとしている過去はそんなに遠いものではない。そもそも本当に忘れたいのだろうか?
『パロマ』
ドラァグ・クイーンのパロマは、亡くなった愛人の位牌が入った骨壺を盗む。その直後に口数の少ないトラック運転手のマイクに出会うが…。
『バイバイ』
高校を卒業したジュリアンは地元の街を離れて、成功を夢見てパリにやって来る。ある日、地元に戻らなければならない日がやって来て、様々な記憶が彼に遅いかかる。
『マリアンヌ』
1日限りのヒロイン、マリアンヌは若いジャーナリストからインタビューを受けることに。
『僕たちの城』
夏が終わり、静かなブルターニュの農村でサイレージの詰め込み作業が始まる。トウモロコシの収穫時期、8歳と12歳の兄弟が大きな家に取り残されていた。この家は彼らの王国となり、彼らは自由に暮らしていたが、上の階に上がることだけは自分たちに禁じていた。
『ティタン』
13歳のナタンはマリクが率いる軍団に参加し、奇妙な儀式に参加する。
『獣を解き放て』
ルパはどこかもわからない場所でバス事故に遭う。彼女はアルバンについていき、一番近くの街まで歩いて行くことに決める。畑を横切ると、彼らは不思議な森の中で迷ってしまう。
『海辺の女』
トルコ南部でのバカンスを楽しむはずが、アンナは妙なけだるさを感じる。彼氏のトマはそれに気づかない。ある日の午後、海岸で1人の少女が失踪する。アンナは日が沈む中、知らないその子を見つけ出そうと出かけていく。
『港町マルムスク』
マルセイユの漁師が集まる古い地区、マルムスクに新しい住民や水浴客が集まってくる。ヴィルジニーは飼い猫を探して街をさまよい、エリナは夫が自分の携帯に行動を監視するアプリを入れたと信じている。この2人の友人は誰にも聞かれないように話すため、カヤックに乗って海に出る。
『美しき大河』※フランス語圏カナダ招待作品
2019 年、ミシシッピ川の水位が過去最高を記録。 ルイジアナ州、ピエールパートの住民は最悪の事態に備える。事態が改善しない限り、地元当局はニューオーリンズとバトンルージュの都市を制御不能な洪水から救うために、モルガンザ放水路の水門を開くことを余儀なくされる。
『東京の闇』※クラシック作品
舞台は東京とパリ、リアリティとフィクションが入り混じる。偽のスパイ物語に時間のずれた現実の話。
『不安な体』
生きているもの、人工のもの、幾何学的な形と線。さまざまなものが出会うと新しい方向が生まれる。
『2本のトランペットのための物語』
すべては恋人たちの喧嘩と涙から始まった。私たちはとある少女の包帯の中、精神的で液体的なイメージの中に入り込む。この中ではガチョウが赤ちゃんにリコーダーを教えている。そんな彼女の進化、変容、創造の過程を追う。
『スズメバチ』
夏の真っ盛り、スズメバチは食べ頃の甘い果実を食べるのに夢中だ。しかし侵入者たちがスズメバチの平和な日々を脅かす。子供達のスズメバチの軍隊の戦争の始まりだ!
『触らないで!』
美術館の規則はシンプル。走らない、触らない、叫ばない、それから反抗しないこと。
『夜警』
華やかなパーティーから帰宅する1組の夫婦は口論の末、交通事故を起こしてしまう。 ジョルジュがようやく意識を戻した時、クリスティーナは消えていた。 その後、彼は本当の意味で地獄へと堕ちていく。