『恋愛の抜けたロマンス』コロナ禍でデートアプリで出会うロマンチックコメディ
『恋愛の抜けたロマンス』は、ネットメディアの編集長の指示でデートアプリに登録し、利用者を取材しコラムを書くように命じられる編集者ウリ(ソン・ソック)と元彼との恋愛を引きずっている30歳を目前にしたジャヨン(チョン・ジョンソ)が出会う物語。
さて、仕組まれた二人はジャヨンの言う「恋愛という感情労働」からはお互い距離を置こうということではじまり、「愛は精神の病い」に患うことがないようにと気をつけるのだった。ただ、体を何度も重ねるうちにウリはホテルでの時を過ごした後に「つい言ってしまった。愛してる」と独り言を言うのだった。コラムは人気となり連載5回目までは、ベッドシーンの描写を避けてきたウリだったが、編集長からは「本格セックスコラム」を書くようにと強く命令を受ける。ウリは、ジョヨンとのセックス自体の内容を書いて読者に発表することができなく悩むのだが、とロマコメの王道へと話は展開していく。
チョン・ガヨン監督は「COVID-19が勃発し、新しい出会いが難しくなってから、デートアプリに興味を持つ人が増えたと思うので、主人公2人をデートアプリで出会うという設定にしました」と今の時代を反映させたと語り、さらに「ロマンチックコメディを作りたかったんです。ロマコメというジャンルの大ファンであることに加え、女性キャラクターを中心にした作品を作りたかったのです。また、女性キャラクターがセックスライフについて話すとき、正直であって欲しかった」と語っている。
中央:チョン・ガヨン監督
ストーリー
仕事も恋愛も思い通りに進まない 29 歳ジャヨン。元カレとの別れから恋愛引退を決意したが、耐えがたい寂しさに勝てず、最後の望み“デートアプリ”で相手を検索する。一方、仕事も恋愛 もカモにされる 33 歳ウリ。恋愛の痛みも引かない内に編集長から 19 禁コラムを引き受けることになり、半強制的に“デートアプリ”に加入することになる。名前、目的、本音すべてを隠して会ったジャヨンとウリ。1 ミリも期待していなかったが、1 日目から 2 人は互いに惹かれ、恋愛のようなそうでないような微妙な関係が始まっていく。
予告編
公式サイト
7⽉8⽇(⾦) シネマート新宿、アップリンク京都ほか全国公開
監督:チョン・ガヨン
脚本:チョン・ガヨン、ワン・ヘジ
撮影:イ・ソンジェ(『82年生まれ、キム・ジヨン』)
音楽:サンウジョンア
編集:ナム・ナヨン(『エクストリーム・ジョブ』『無垢なる証人』)
出演:チョン・ジョンソ、ソン・ソック、コン・ミンジョン(『82年生まれ、キム・ジヨン』「海街チャチャチャ」)、キム・スルギ(『操作された都市』)、ペ・ユラム(『パイプライン』)、キム・ジェファ(『モガディシュ 脱出までの14日間』)
2021年/韓国/95分/カラー/ビスタ/5.1ch/日本語字幕:朴澤蓉子/原題:연애 빠진 로맨스/英題:NOTHING SERIOUS/PG12
配給:クロックワークス
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