『カミング・ホーム』猫好きにはご注意、2026年版『E.T.』
『E.T.』が公開されたのが1982年。
2019年には、37年ぶりにE.T.が地球に戻り、エリオットとその家族に出会うXfinityのCM『A Holiday Reunion:E.T.カミング・ホーム』が制作された。
さて、本作『カミング・ホーム』では、エイリアンと遭遇するのは一人暮らしの老人ミルトン(ベン・キングズレー)。
ある日、裏庭にUFOが不時着して宇宙人が現れる。
ペンシルバニア州の小さな街は、宇宙人出現でてんやわんやになるかと思えば、そんなことはなく、UFOも宇宙人も村人に気付かれることなく、ミルトンとその友人二人だけが秘密にするという展開で物語は進んでいく。
一応政府機関はUFOを探しにくるのだが、なんとものどかな捜索風景だ。
ことさら老人主役の映画と強調する必要もない。
ミルトンの娘は父の認知症を心配するかもしれないが、映画に出てくる三人の老人たちは、とても魅力的だ。
猫をペットにされている方は、大きく心が痛むシーンがあるが、宇宙人のためと思って観るしかない映画である。
(TA)
イントロダクション
失われていく記憶、変わりゆく家族との関係性――
誰もが人生の終盤に迎える人生のテーマを笑いと涙で包み込む、
共感度100%の感動作
監督は『リトル・ミス・サンシャイン』(06)『ラビング 愛という名前のふたり』(16)等、数々のアカデミー賞ノミネート作品をプロデュースしたマーク・タートルトーブ。
79歳の主人公ミルトンを演じるのは、『シンドラーのリスト』(93)などで知られるアカデミー賞俳優、ベン・キングズレー。80代に突入した名優が、人生の終盤に訪れる希望と再生を円熟の演技で鮮やかに映し出す。
認知症の初期症状を娘に案じられながらも、受け入れられずに一人暮らしを続けるミルトン。 ある夜、庭に空からの不思議な飛行物体が墜落したことをきっかけに、 同年代の隣人サンディー、ジョイスを巻き込み、静かな日常は思いもよらぬ方向へと動き始める…。
米批評サイトRotten Tomatoesでは批評家スコア86%・観客スコア90%の高評価を獲得。
奇想天外な騒動の中で主人公たちが辿り着いた人生の意味とは—―。誰もが年老いた先に直面する不安や孤独をあたたかな優しさと感動で照らしだす、珠玉のヒューマンドラマが誕生した。
ストーリー
ペンシルベニア州西部の小さな町で暮らす79歳のミルトンは認知症の初期症状を娘に心配されながらも、受け入れられずに一人暮らしを続けていた。
そんなある夜、庭に突如、空から正体不明の飛行物体が墜落し、彼の静かな日常は大きく揺らぎ始める。
周囲に訴えても相手にされない中、同年代の隣人サンディーとジョイスだけが共に飛行物体を目撃し3人は秘密を共有することに。
それぞれの孤独を抱えていた彼らは忘れかけていた人生の喜びを取り戻し、やがて自らの“これからの人生”と向き合っていく——。
マーク・タートルトーブ監督コメント
プロデューサーとして、そして後に監督として作品づくりに携わってきた中で、私は新しい企画に取り組む前に必ず2つの問いを自分に投げかけてきました。
ひとつは、この物語には意味があるか。
つまり、観客が劇場を出た後にもそのテーマについて考えたくなるような何かを掘り下げ、照らし出しているかどうか。
もうひとつは、脚本が唯一無二の存在か――題材、世界の描き方、アプローチのいずれかが、これまで出会ったどんな作品とも異なる独自性を備えているか、ということです。
『カミング・ホーム』は、この2つの基準をどちらも満たしていました。
テーマとして、人生の最終章をどう充実して生きるか、そして能力が衰えゆく中で私たちはどのように意味を見出していくのか、映画ではほとんど扱われてこなかった題材が描かれています。
さらに『カミング・ホーム』は、古典的なSF要素と深いドラマ性、そして豊かな創造性とユーモアをひとつに束ねるという、全く新しい手法でこれを実現しています。
これらすべてを一つの映画の中で、しかもトーンを保ちながら描くことは、脚本を最初に読んだときから大きな挑戦になると分かっていました。
「自分にこの作品を撮れるだろうか?」
そう自問した瞬間、私はすでに挑戦せずにはいられないと感じていたのです。
マーク・タートルトーブ監督プロフィール
1946年、米ニュージャージー州レイクウッド出身。
25年以上にわたり映画業界で活躍してきたフィルムメーカーで、初期はプロデューサーとして、近年は監督としてもキャリアを築いている。
これまでに 35本以上の映画・テレビシリーズの制作に携わってきた。
2004年に制作会社ビッグ・ビーチ・フィルムズを共同設立。
以降、プロデュース作品でアカデミー賞®やインディペンデント・スピリット賞など数々の栄誉を獲得し、同社は現在、良質なインディペンデント作品を手がける屈指の制作会社として国際的に高い評価を得ている。
プロデューサーとしての代表作に『リトル・ミス・サンシャイン』(06)、『ラビング 愛という名前のふたり』(16)、『フェアウェル』(19)などがあり、監督作には『アグネスと幸せのパズル』(18)がある。




監督:マーク・タートルトーブ
脚本:ギャビン・ステクラー
キャスト:ベン・キングズレー、ゾーイ・ウィンターズ、ハリエット・サンソム・ハリス、ジェーン・カーティン、アンナ・ジョージ
2023年/87分/アメリカ/中国語/5.1ch/原題:Jules/カラー/提供:キングレコード
配給:NAKACHIKA PICTURES 宣伝:Stranger
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