『ルックバック』なんとセンシティブな映画なのだろう。

『ルックバック』なんとセンシティブな映画なのだろう。

2024-06-26 00:10:00

『ルックバック』なんとセンシティブな映画なのだろう。
一コマ一コマ描かれた藤本タツキの漫画を押山清高が58分の劇場アニメ化に挑戦。主人公たちの表情が動きが映画を観るものの感情を包み込み刺さってくるアニメだ。

学生新聞に4コマ漫画を連載する小学4年生の藤野の声を「絵の中ですばらしく躍動する藤野の身体に添う切実な声を乗せられるよう、精一杯取り組みました」と河合優実。藤野と同級生で不登校の京本の声を河合と同じく初めての声優を「収録中に思わず涙が出てきてしまうくらい更に藤野と京本が愛おしく大好きになりました。初めての声優のお仕事でしたが、精一杯心を込めて演じています」という吉田美月喜。

考えうるベストなキャスティングで、アニメーションに命が吹き込まれた。映画の中で生きている藤野と京本を映画館のスクリーンでルックバック!

 

押山清高 監督

押山清高 (おしやま・きよたか)
監督、脚本、キャラクターデザイン
1982年生、福島県出身。アニメーター、アニメ監督。株式会社スタジオドリアン代表。TVアニメ『電脳コイル』で作画監督、映画『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』でアニメーションディレクターなど。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『借りぐらしのアリエッティ』、『風立ちぬ』など、数多くの劇場作品に主要スタッフとして携わってきた。

 

原作・藤本タツキ コメント

自分の中にある消化できなかったものを、無理やり消化する為にできた作品です。描いて消化できたかというと、できたのかできなかったのかはわからないですが この作品を映像化するにあたり、たくさんの人が関わってくれたことには感謝しかありません。押山監督はアニメオタクなら知らない人がいないバケモノアニメーターなので、一人のオタクとしてこの作品を映像で見るのが楽しみです。

 

イントロダクション

『ルックバック』は、『ファイアパンチ』、『チェンソーマン』といった話題作を⼿掛け、劇場版アニメ『チェンソーマン レゼ篇』の公開も控える漫画家・藤本タツキ渾⾝の作品。2021 年7 ⽉にコミック配信サイト「少年ジャンプ+」にて公開され、ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2⼈の少⼥の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2 ⼈の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出し、著名なクリエイターたちをはじめ、多くの漫画ファンの注⽬を集めました。本作の劇場アニメ化にあたり、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『借りぐらしのアリエッティ』、『⾵⽴ちぬ』など、数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた、押⼭清⾼(おしやま・きよたか)が監督、脚本、キャラクターデザインを務める。

 

ストーリー

学年新聞で4コマ漫画を連載している⼩学4年⽣の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある⽇、不登校の同級⽣・京本の4コマを載せたいと先⽣から告げられる……。⼆⼈の少⼥をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある⽇、すべてを打ち砕く出来事が……。胸を突き刺す、圧巻の⻘春物語が始まる。


『ルックバック』予告編

 

公式サイト

 

2024年6月28日(金) TOHOシネマズ日本橋、新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺、ほか全国順次ロードショー

 

Cast
藤野:河合優実
京本:吉⽥美⽉喜

Staff
原作:藤本タツキ(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・キャラクターデザイン:押⼭清⾼
美術監督:さめしまきよし
美術監督補佐:針﨑義⼠・⼤森崇
⾊彩設計:楠本⿇耶
撮影監督:出⽔⽥和⼈
編集:廣瀬清志
⾳響監督:⽊村絵理⼦
⾳楽:haruka nakamura
アニメーション制作:スタジオドリアン
配給:エイベックス・ピクチャーズ

© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会