『DOGMAN ドッグマン』犬を愛する哀しいダークヒーローを描いたリュック・ベッソン最新作!

『DOGMAN ドッグマン』犬を愛する哀しいダークヒーローを描いたリュック・ベッソン最新作!

2024-03-05 19:21:00

実際の事件に着想を得て作られたバイオレンス・アクション『DOGMAN ドッグマン』。

監督は、『グラン・ブルー』(88)、『ニキータ』(90)を経て、ハリウッド進出作『レオン』(94)や『フィフス・エレメント』(97)などの名作を生み出し、『TAXi』シリーズ、『トランスポーター』シリーズなどでプロデューサーも手がけるリュック・ベッソン。

彼の最新作である本作は、2023年のヨーロピアン・フィルム・マーケットにて世界のバイヤーらを席巻、第80回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門の上映では「ベッソンの最高傑作!」とも評され、世界中のシネフィルを虜にした。

主演には、2018年に出演した3作品『ゲット・アウト』、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』、『スリー・ビルボード』すべてがアカデミー賞にノミネートされた注目の若手、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。音楽にはベッソンの長編映画デビュー作以降、ほとんどの作品を手がけるエリック・セラ。美術を『ジャンヌ・ダルク』(99)以降、同じく多くの作品でタッグを組んでいるユーグ・ティサンディエが担う。

そしてなんといってもメインキャストは、この映画に欠かせないさまざまな犬種の犬たち。ベッソンの原点回帰ともいえる悲哀をたたえたダークヒーローと共に、犬たちの奇跡的な演技もたっぷりと堪能できる一作だ。

壮絶なストーリー、エッジの効いた画、キッチュな色使い、壮大なスケール感。どれをとっても一段と磨きがかかっている。本作の魅力を味わい尽くしたいなら、劇場の大スクリーンで観ない手はないだろう。

 

リュック・ベッソン監督



リュック・ベッソン
監督・脚本
1959年、フランス・パリ出身。1983年、初の長編映画『最後の戦い』で、ボリアッツ国際ファンタスティック映画祭の審査員特別賞に輝く。続く『サブウェイ』(85)がセザール賞3部門を受賞。さらに、長編3作目『グラン・ブルー』(88)がフランス国内で1000万人を動員、パリで187週にわたって上映という驚異的な記録を打ち立てる。その後、『ニキータ』 (90)と『レオン』 (94)で人気を不動のものとする。1997年、『フィフス・エレメント』でセザール賞とリュミエール賞の監督賞に輝くと共に、世界的な名声を博する。また、2001年に映画製作会社ヨーロッパ・コープを設立。製作としても『TAXi』シリーズ(98-18)、『トランスポーター』シリーズ(02-15)、『96時間』シリーズ(08-14)などのヒット作を手掛けている。名実ともにフランスを代表する映画監督のひとり。

 

ストーリー

“ドッグマン”とは何者なのか?

ある夜、警察に止められた一台のトラック。運転席には負傷し、女装をした男。荷台には十数匹の犬。“ドッグマン”と呼ばれるその男は、半生を語り始めた―。

犬小屋で育てられ暴力が全てだった少年時代。トラウマを抱えながらも、犬たちに救われ、成長していく中で恋をし、世間に馴染もうとするが、人に裏切られ、苦しめられ、深く傷ついていく。犬たちの愛に何度も助けられてきた男は、絶望的な人生を受け入れて生きていくため、犬たちと共に犯罪に手を染めてゆくが、“死刑執行人”と呼ばれるギャングに目を付けられ――

 

『DOGMAN』予告編


公式サイト

 

2024年3月8日(金) 新宿バルト9、アップリンク吉祥寺、ほか全国順次ロードショー

 

脚本・監督:リュック・ベッソン
出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジョージョー・T・ギッブス、クリストファー・デナム、クレーメンス・シック

2023年|フランス|カラー|シネマスコープ|5.1ch|114分|英語・スペイン語|PG12

日本語字幕:横井和子|原題:DOGMAN
配給:クロックワークス
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