映画『プレジデント』ワイズマンの観察映画の制作手法でジンバブエの大統領選を記録

映画『プレジデント』ワイズマンの観察映画の制作手法でジンバブエの大統領選を記録

2023-07-22 11:11:00

ジンバブエ共和国の2018年の大統領選に密着したドキュメンタリー『プレジデント』のカミラ・ニールセン監督のインタビュー。
フレデリック・ワイズマンの映画制作手法「観察映画」に影響を受けたニールセン監督は目の前で起きる事を徹底的に記録していった。
ただ、目の前で起きることがNETFLIXのドラマ並みに次から次へと展開するだった。
コペンハーゲン出身の監督は、カメラマンと二人でジンバブエに乗り込み後は現地スタッフで制作を行なった。
このインタビューの撮影は2023年5月に行われた。

 

『プレジデント』

1980年の独立以来、37年間にわたりジンバブエ共和国の政権を支配していたムガベ大統領がクーデターにより失脚。後継者として同国第3代大統領に就任した与党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANU-PF党)の代表ムナンガグワは翌2018年に行われる大統領選において「平和で信用できる公正な選挙を行う」と口では公言する。対する野党、民主変革運動(MDC連合)はモーガン・ツァンギライ党首のもと選挙に備えるが、大統領選の4カ月前にツァンギライ党首が癌で死去、MDC連合の新党首として若きカリスマと呼ばれるネルソン・チャミサが任命される。変わらぬ支配を目論む与党と長年の腐敗に疲弊し、国内政治体制の変革を求める民衆に後押しされる野党。多くの国内外マスコミや国民が注目するなか、国の未来を決める投票が始まるが……。

予告編

7月25日:アップリンク吉祥寺、池袋シネマロサにて公開

2021年/デンマーク・ノルウェー・アメリカ・イギリス/115分/カラー/1.85:1/英語・ショナ語
配給:NEGA