カンヌ国際映画祭クィア・パルム賞パキスタン映画『JOYLAND』が受賞

クィア・パルム賞は、ジャーナリストのFranck Finance-Madureiraによって2010年に創設された賞。国際映画祭にはベルリンのテディベア賞、ベネチアのクィア・ライオン賞などがある。クィア・パルム賞はこれまで『わたしはロランス』『キャロル』『ガール』『燃ゆる女の肖像』などが受賞している。

クィア・パルム賞

『JOYLAND』

監督:サイム・サディク Saim Sadiq

ある視点部門にも出品され審査員特別賞を受賞している。

家父長制を敷くラナ家は、家系を継ぐ男児の誕生を切望していたが、末っ子は密かにエロティック・ダンス・シアターに参加し、野心的なトランス・スターに恋してしまう。彼らの不可能なラブストーリーは、ラナ家全体の性への反抗という欲望を徐々に照らし出していく。