カンヌ国際映画祭"ある視点"グランプリにフランス映画『The Worst Ones』

イタリアの女優で映画監督のヴァレリア・ゴリーノが審査員を務めた「ある視点」部門は、メインコンペティション部門と並行して行われ、特にユニークなスタイルや視点を持つ作品を表彰している。

グランプリ

『The Worst Ones』

監督:Lise Akoka and Romane Gueret フランス

北フランスのブローニュ・シュル・メール郊外にあるシテ・ピカソで映画の撮影が行われる。キャスティングの結果、Lily、Ryan、Maylis、Jessyの4人のティーンエイジャーが選ばれる。なぜ "最悪 "な子ばかりを選ぶのか?

 

審査員特別賞

『Joyland』

監督:Saim Sadiq パキスタン

家父長制を敷くラナ家は、家系を継ぐ男児の誕生を切望していたが、末っ子は密かにエロティック・ダンス・シアターに参加し、野心的なトランス・スターに恋してしまう。彼らの不可能なラブストーリーは、ラナ家全体の性への反抗という欲望を徐々に照らし出していく。

 

監督賞

『Metronom』

監督:Alexandru Belc ルーマニア・フランス

1972年、ブカレスト。17歳のアナは、愛と自由を夢見ている。ある夜、友人たちとパーティーをしていた彼らは、ラジオ自由ヨーロッパがルーマニアで秘密裏に放送している音楽番組「メトロノーム」に手紙を送ることにする。その時、チャウシェスク政権の秘密警察、セキュリタートがやってきて......。

 

「ある視点」公式サイト