Neon、ルカ・グァダニーノ監督のOpenAI題材映画『Artificial』の配給契約を最終調整 Amazon撤退後の新たな公開先に

Amazon MGMスタジオが配給を見送ったルカ・グァダニーノ監督の新作『Artificial』について、独立系配給会社Neonが配給契約に向けた最終段階の交渉を進めていることが明らかになった。AI業界を題材にした本作は、Amazonの撤退後、その配給先の行方が注目されてきた。
『Artificial』は、2023年にOpenAIで起きたサム・アルトマンCEOの解任と復職をめぐる一連の混乱を描く作品である。アルトマン役をアンドリュー・ガーフィールド、ミラ・ムラティ役をモニカ・バルバロ、イリヤ・サツケバー役をユーラ・ボリソフが演じる。脚本はサイモン・リッチが手がけ、ルカ・グァダニーノ監督がメガホンを取る。

Amazon MGMスタジオは6月中旬、本作の配給を取りやめた。これはAmazonがOpenAIとの500億ドル規模の提携を発表し、Amazon Web Services(AWS)のインフラを利用することを明らかにしてから数か月後の出来事である。Amazonは、グァダニーノ監督との関係を今後も維持したいとしたうえで、「作品は別のスタジオから公開された方がより適している」と説明し、新たな配給先探しを製作陣と進めているとしていた。

完成間近の本作については、ワーナー・ブラザースやNetflix、Focusも配給を見送っており、複数の報道では政治的な懸念などが背景にあるとされている。その後、MubiとNeonが有力候補として浮上し、現在はNeonとの契約が最終調整段階に入っているという。AIをめぐる社会的・政治的な議論が続くなか、『Artificial』の配給をめぐる動向は、映画業界におけるAI題材作品の扱いを考える事例としても注目される。

参照:The Hollywood Reporter