イーロン・マスク、アーミー・ハマー主演『Citizen Vigilante』をXで48時間限定無料配信

俳優アーミー・ハマーの復帰作『Citizen Vigilante』が、Xで48時間限定配信された。同作はドイツで事実上上映禁止となっており、その公開方法も含めて注目を集めている。Xのオーナーであるイーロン・マスクは、ウーヴェ・ボル監督によるアクション映画『Citizen Vigilante』全編をX(旧Twitter)に投稿し、48時間限定で無料視聴できるようにした。作品は劇場公開とデジタル配信の開始から約1週間後、X上で配信され、ボル監督も動画で期間限定公開を告知した。

『Citizen Vigilante』は、アーミー・ハマー演じる裕福な米国人実業家が、クロアチアで暴力犯罪者や腐敗した裁判官を私的に制裁していく姿を描くスリラーである。一方で、過激な暴力描写や反移民的なメッセージと受け取られかねない内容が問題視され、ボル監督の母国ドイツでは事実上上映禁止となっている。ボル監督は、本作について「政治的なテーマをジャンル映画に持ち込んできた」と述べ、現代社会を反映した作品だと説明している。

また、本作はアーミー・ハマーにとって、性的暴行などの疑惑をめぐる捜査後初の主演作となる。ハマーは一連の疑惑について一貫して否定し、最終的に起訴されることはなかったが、当時は複数の出演作を降板し、所属エージェントとの契約も終了していた。今回のXでの期間限定配信は、作品内容に加え、公開手法や主演俳優をめぐる経緯も相まって、映画の流通や表現をめぐる議論を呼んでいる。

参照:Deadline