トニー・レオン、上海国際映画祭金爵賞審査委員長に就任

香港の俳優トニー・レオンが、第28回上海国際映画祭の最高賞・金爵賞の審査委員長に就任した。中国語映画界で40年以上のキャリアを持つ俳優が同部門を率いることとなった。
第28回となる上海国際映画祭は6月12日から21日まで開催され、メインコンペティションである金爵賞の審査委員長をトニー・レオンが務める。1982年にキャリアを開始したレオンは、40年以上にわたり100本以上の作品に出演し、ウォン・カーウァイ、チャン・イーモウ、アン・リーら世界的監督と協働してきた。

レオンは発表に際し公開されたビデオメッセージの中で「映画は夢を見る芸術であり、上海は中国映画の夢が出航した器である」とコメントした。代表作には『楽園の瑕』の欧陽鋒役や、『花様年華』の周慕雲役、『HERO』の残剣役などがあり、多様なジャンルや演技スタイルにおいて、内面性の深い抑制された演技で、中国語圏を超えて広く評価されてきた。

2023年の第80回ヴェネツィア国際映画祭では、スクリーンデビューから40年を記念する形で、中国人俳優として初めて生涯功労金獅子賞を受賞している。この際のトリビュートで、アン・リーは彼を「すべての監督が共に仕事を望む俳優であり、何も出し惜しみせず、周囲のレベルを引き上げる存在」と称賛した。 金爵賞はアジアで最も権威ある映画賞の一つである。中国映画が最初に根付いた都市の一つである上海では毎年この映画祭が開催されている。

参照:Variety