『ワン・バトル・アフター・アナザー』キャスティング担当クルクンディス、アカデミー賞新設部門を受賞

カサンドラ・クルクンディスが、映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』での仕事により、アカデミー賞で新設された最優秀キャスティング賞の初代受賞者となった。同部門は、映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が創設した新カテゴリーで、2001年に最優秀長編アニメーション賞が導入されて以来の新設カテゴリーとなる。

今回の候補には、ニナ・ゴールド(『ハムネット』)、ジェニファー・ヴェンディッティ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)、フランシーン・マイスラー(『罪人たち』)、ガブリエル・ドミンゲス(『シークレット・エージェント』)が名を連ねていた。ノミネートされた5人は、2025年12月に発表されたショートリスト10人のキャスティングディレクターの中から選出された。

受賞スピーチでクルクンディスは、「このカテゴリーを加えてくれたアカデミーに感謝します。多くの困難の中で実現のために闘ってきたキャスティングディレクターたちにこの賞を捧げます」と述べ、同賞の創設に尽力したキャスティングディレクターたちに感謝の意を表した。また、「この場に立つ機会を得られなかった人や、映画のクレジットに名前すら載らなかったキャスティングディレクターたちにも賞を贈りたい」と語り、これまで評価の機会を得られなかった職種全体への敬意を示した。

さらに、長年仕事を共にしてきたポール・トーマス・アンダーソン監督について、「ポールから連絡が来ると周囲との連絡を控え、作品にふさわしいキャスト探しに専念する」と語り、30年にわたり10本の映画を手掛けた道のりを振り返った。

参照:Variety