WGAWスタッフ組合ストライキ 賃上げ提案提示も交渉継続

全米脚本家組合西部支部(Writers Guild of America West, WGAW)は、2月中旬からストライキを続けている約110人のスタッフで構成されるWriters Guild Staff Union(WGSU)に対し、賃上げを含む新たな提案を提示した。しかし双方は合意に至っておらず、週末までに決着しなかった場合、スタッフ組合が次週の交渉会場でピケッティングを行う可能性がある。

WGAWのエグゼクティブディレクターであるエレン・スタッツマンは組合員向けのメモで、最新提案には初年度に総額80万ドルの追加賃金が含まれていると説明した。提案では初年度の賃上げ率を4%とし、2026年8月と2027年8月にも同率の昇給を行うとしている。なお、昨年8月にはすでに3%の昇給が実施されており、WGAWはこの交渉単位の給与として年間約900万ドルを支出しているとされる。

一方、WGSUは交渉に一定の進展があったとしながらも、年功制度や雇用保護などの主要要求を撤回するよう求められたと主張。また、解雇された3人の職員について、組合活動を理由とした不当解雇だとして復職を求めているが、WGAW側は正当な理由による解雇だとしている。

WGAWは来週、主要スタジオ団体であるAlliance of Motion Picture and Television Producers(AMPTP:映画テレビ製作者同盟)とテレビ・映画脚本家の新たな最低基本契約(MBA)をめぐる交渉を開始する予定となっている。合意が成立しない場合、WGSUが交渉会場でピケッティングを行う可能性があり、WGAWの交渉委員会がピケラインを越えて交渉に臨む事態も想定される。

参照:Variety