キャスリーン・ケネディにMPSE名誉賞 映画における音響の重要性を語る

映画プロデューサーで元ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディが、ロサンゼルスで開催されたMotion Picture Sound Editors(MPSE)の授賞式ゴールデン・リール・アワード(Golden Reel Awards)で名誉賞を受賞した。授賞式はウィルシャー・エベル・シアターで行われ、『ジュラシック・パーク』、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『シンドラーのリスト』など映画史に残る数々の名作品に関わってきた長年の映画キャリアを称えるものとなった。

ケネディは、映画にとって「音」が地理的、感情的な表現の助けであり、観客を映画の旅へと導く重要な役割を担っていることに触れた上で、自身のキャリアについて「この分野の絶対的な巨匠たちと仕事ができたことを本当に幸運に思っています。彼らは、音というものが単に最後に貼り付けられるものではなく、物語の心臓部であり、制作の最初期段階から構想され、設計され、磨き上げられるべきものだということを、非常に早い段階で教えてくれました」と感謝の意を述べた。

特に、プロデューサーとして関わった『E.T.』の制作を振り返り、スティーヴン・スピルバーグ監督とともにE.T.のリアリティを模索する中で、その足音や呼吸音がキャラクターの存在感に大きく貢献したことを語った。同作ではサウンドデザイナーのベン・バートが音響制作を担当している。締めくくりのスピーチでは、音響デザインに携わる人々の好奇心に言及し、日常の音の中から映画に必要な音を発想する創造性について語った。

参照:Variety