ミシェル・ヨーに名誉金熊賞 映画芸術への長年の貢献を顕彰

アカデミー賞受賞俳優のミシェル・ヨーが、ドイツで開催された「Berlinale」で名誉金熊賞(生涯功労賞)を受賞した。授賞式では、『グリーン・デスティニー』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』をはじめとする出演作の映像が上映され、アジアと欧米を横断して築いてきた国際的キャリアの広がりと深化が紹介された。

登壇したヨーは、「生涯功労」という言葉があたかも到達点や終着を示すかのように響くとしながらも、自身にとっては「呼吸を整え、歩みを確かめるための一時の区切り」にすぎないと言い、キャリアを通じて言語や文化、ジャンルの壁を越えてきた経験に触れ、映画は「強さと脆さ、緊張と遊び心といった相反する要素を抱え込むことのできる表現の場」であり、「想像をはるかに超える人生を与えてくれた」と語った。

また、これまで挑戦の機会を与えた監督や製作陣、共演者への謝意を示し、映画制作が多くの創作者の協働によって成り立つ営みであることを改めて指摘した。授賞者を務めた映画監督のショーン・ベイカーは、ヨーの唯一無二の存在感と映画芸術への持続的な貢献を称賛した。

参照:Variety