ヨルゴス・ランティモス、フロリアン・ゼレール、ジュリエット・ビノシュら世界の映画界を代表する面々が、イラン当局による反政府デモへの激しい弾圧を非難する共同声明を発表しました。この動きは、表現の自由を訴えて拘束されたり、極めて不当な死刑判決を受けたりしているイランの若手クリエイターや市民と連帯するものです。
声明では、アーティストを標的にした暴力的な封じ込めを明白な人権侵害として糾弾しており、現在拘束されているすべての人々の即時釈放と虐待の停止を強く要求しています。また、デモの最中に殺害された映画監督ジャヴァド・ガンジ氏の死を巡る当局の情報操作についても厳しく批判しており、約800人もの映画関係者がこの署名に名を連ねました。
開催が目前に迫るベルリン国際映画祭を前に、政治的抑圧に立ち向かう国際的な映画界の強い姿勢が改めて浮き彫りとなっています。イラン国内で命の危険にさらされながら活動を続ける映画人たちにとって、こうした世界的な巨匠たちによる発信は、孤立を防ぐための重要な支援策としての意味を持っています。
参照:Variety