ソニー・ピクチャーズとNetflixは、2021年からの配信契約を大幅に拡大し、日本を含む全世界を対象とした新たな独占ライセンス契約を締結した。これにより2027年から2032年までの5年間、ソニー作品の劇場公開後における「最速見放題配信」はNetflixが独占的に行うこととなる。
この契約により、自前の配信網を持たないソニーは「最強の武器商人」としての地位を確立した。劇場公開とデジタル販売終了後の独占枠を売却することで、1兆円規模とも目される巨額のライセンス料を確保。Netflixは競合を突き放す強力なコンテンツを手に入れ、ソニーは配信リスクを回避しつつ制作費を回収する安定した収益構造を構築した形だ。
日本のユーザーへの影響は大きい。実写版『ゼルダの伝説』や『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』、ビートルズ伝記映画などの超大作は、日本でもNetflixが独占配信拠点となる。今後は「劇場公開の約100日後にはNetflixで見放題」という世界標準のスピード感が国内でも定着するだろう。
参照:Reuters