2026年度の賞レースの号砲を鳴らす第83回ゴールデングローブ賞授賞式が、現地時間1月11日、カリフォルニア州のビバリー・ヒルトン・ホテルで開催される。
本年度のノミネートにおいて最大の焦点となるのは、ポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作『ワン・バトル・アフター・アナザー』である。同作は計9部門で候補に挙がる独走態勢を見せており、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)においては、ジョシュ・サフディ監督によるティモシー・シャラメ主演作『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』らと火花を散らす。
一方、作品賞(ドラマ部門)はジャンルを超えた実力作が並ぶ激戦区となった。ギレルモ・デル・トロ監督が長年の構想を結実させた『フランケンシュタイン』や、ライアン・クーグラー監督が人種問題と怪奇性を融合させた『罪人たち』といった芸術的ホラーが、クロエ・ジャオ監督の『ハムネット』やヨアキム・トリアー監督の『センチメンタル・バリュー』といった正統派人間ドラマと競い合う構図である。これらの作品群が、アカデミー賞の前哨戦としてどのような評価を受けるかに世界中の熱い視線が注がれている。
アニメーション映画賞部門では、日本から『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が選出された。ディズニーの『ズートピア2』といった作品を相手に、日本アニメがどこまで評価を伸ばせるかが大きな見どころである。
今年の授賞式は、ポッドキャスト部門の新設など、メディアの多様化を反映した新時代の幕開けとしても注目されている。
結果発表は、日本時間1月12日午前中に行われる予定で、2026年の映画界の行方を占う重要な節目となりそうだ。