香港での火災を受け、アジア・フィルム・アワードが競争部門を中止

アジア・フィルム・アワード・アカデミーは、2026年に香港で開催予定の第19回アジア・フィルム・アワードについて、競争部門を設けない形式で実施すると発表した。これに伴い、レッドカーペット・セレモニーも行われない。

同アカデミーによると、今回の授賞式では、従来の競争形式に代えて特別賞のみを授与し、「品位と簡素さを重視した形」で開催するという。形式変更の理由については、「昨年香港で起きた重大な出来事と、それが地域社会に与えた影響」を踏まえた判断であると説明している。また、香港特別行政区政府が公式な祝賀行事を延期し、公的イベントに対して自制的な対応を推奨している方針とも一致するとしている。

アジア・フィルム・アワード・アカデミーの会長、ウィルフレッド・ウォン博士は、「慎重に検討した結果、現在の環境においては、厳粛かつ簡素な形式で授賞式を行うことが最も適切だと判断した」とコメントした。

同アカデミーは、式典の形式は変更されるものの、アジア映画の発展に貢献し、その功績を顕彰するという中核的な使命は変わらないと強調している。アジア・フィルム・アワードは、アジア全域の映画作品と映画人を対象とし、2007年から毎年開催されている。

参照:Variety