ドーハ映画研究所(以下、DFI)は、フランスを代表する映画学校ラ・フェミスおよびアニメーション学校ゴブラン校と提携し、新たな職業研修プログラムを発表した。11月26日、ドーハ映画祭で発表されたこの取り組みは、地域の次世代クリエイター育成を目的としたDFIの教育プログラムの一環である。プログラムは、カタールのフランス文化院とカタール博物館の支援を受け、熟練スタッフ、アニメーター、コンテンツ制作者の需要が高まる湾岸地域を対象としている。
ラ・フェミスのシネマトグラフィ認定プログラムは、2026年6月に開始予定で、4か月間にわたり理論、演習、オンライン・対面セッションを組み合わせた実践研修を提供する。参加者は撮影監督としての創造的・技術的責任に関する基礎を学び、国際的なプロダクションで求められるスキルを習得できる。
DFIは過去15年間、ラボ、フェローシップ、映画祭を通じて地域人材育成と国際連携を実施しており、新職業研修プログラムもメンタリングと実践的学習を重視する。プログラムは、地域内での入門コースから専門職研修までの一貫した学習経路を提供し、参加者が海外に移動せずにスキルを習得できる体制を整えている。
DFIのCEOであるファトマ・ハッサン・アルレマイヒ氏は、「私たちの重点は、次世代のストーリーテラーを育成する方法の中心にスキル、創造性、実践経験を据えることです。これらのプログラムは、業界への道であり、国際ネットワークへの橋渡しであり、地域全体の創造性の触媒です」と述べた。
参照:Variety