ブラジル『The Blue Trail』がインド国際映画祭2025開幕作に 日本映画が特集枠に登場

インド・ゴアで11月20日から開催される第56回インド国際映画祭(以下、IFFI)は、開幕作品としてブラジルのガブリエル・マスカロ監督による『The Blue Trail』を上映する。同作は2025年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)を受賞した。

『The Blue Trail』は、高齢女性がアマゾンを旅する姿を通して社会的変化を描く物語で、ベルリン映画祭で高い評価を得た。IFFIではアジア初上映となる。

第56回IFFIでは、81か国以上から240本を超える作品が上映予定。127か国から2,314件の応募があり、そのうちインド国内からは18言語による1,098作品が寄せられた。

今年の「国別フォーカス」には日本が選ばれ、現代日本映画6作品が紹介される予定。

上映ラインナップには、カンヌ映画祭のパルムドール受賞作『It Was Just an Accident』や、ヴェネツィア映画祭金獅子賞の『Father Mother Sister Brother』など、国際映画祭で受賞した作品も含まれている。

IFFIはこのプログラムを通じて映画文化の国際的交流を促進するとしている。

参照:Variety