ノア・バームバック監督によるNetflix新作『ジェイ・ケリー』で、ジョージ・クルーニーが年老いた映画スターの葛藤を演じている。作品は11月14日に全米で劇場公開され、12月5日からNetflixで配信予定。日本ではUPLINK吉祥寺・京都ほかにて11月21日より先行上映がスタートする。
クルーニーは『The Hollywood Reporter』のポッドキャスト番組に出演し、作品とスター論について語った。「この作品は映画スターの話ではなく、誰もが抱える“仕事と人生のバランス”の物語です」と述べ、バームバック監督が彼の人生をもとに脚本を練り上げたことを明かしている。
役柄のジェイ・ケリーは若くして名声を得た俳優で、周囲に「イエスマン」ばかりを抱える人物。クルーニーは「自分が33歳で有名になったことで、現実を見失わずにいられた」と語り、役との違いを示した。
SNSについては「若い俳優たちに“全部やめろ”と言っている。フォロワー数で比べられるのは不毛だ」と断言。AIの台頭にも言及し、「自分の偽映像を見るのは不気味だが、AIでも“本物のスター”を生み出すのは難しい」と語った。
さらに若手ではゼンデイヤとグレン・パウエルを高く評価し、「彼らには柔軟さとユーモアがある。スターはまだ死んでいない」と締めくくった。
参照:The Hollywood Reporter
『ジェイ・ケリー』劇場作品ページ
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