第30回釜山国際映画祭(BIFF 2025/9月17~26日)が間もなく幕を開ける。今回は30周年を記念し、“新設公式コンペティション部門”を導入。これは従来の「New Currents」「Kim Jiseok」部門を統合したもので、アジア各国から選ばれた14作品が、グランプリや監督賞、特別審査員賞などを争う。
競争部門には、インド・フランス・スリランカ合作のヴィムクティ・ジャヤスンダラ監督作『Spying Stars』や、日本の三宅唱監督による最新作『旅と日々(Two Seasons, Two Strangers)』が正式出品される。『旅と日々』は、日常の静けさと季節の対比を詩的に描きだすロードムービーで、第78回ロカルノ国際映画祭では18年ぶりとなる金豹賞(最高賞)を受賞し、若手審査員特別賞とのW受賞という快挙を果たしており、国際的評価も注目されている。
さらに、BIFF独自の“On Screen”部門では、劇場初公開となる高品質なドラマシリーズ6作品が世界初上映されるほか、アジア映画の歴史をたどる特別企画「Asian Cinema 100~映画の決定的瞬間たち」も展開予定。記念の節目にふさわしい、多様で未来志向のラインナップに、今年のBIFFの意気込みが感じられる。
参照:釜山国際映画祭公式サイト