D・フィンチャー監督、タランティーノ脚本で『The Adventures of Cliff Booth』撮影開始

Netflixの大型企画『The Adventures of Cliff Booth』が、ロサンゼルスで撮影をスタートさせた。2019年公開の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に登場したスタントマン、クリフ・ブースを主人公に据えたスピンオフで、監督はデヴィッド・フィンチャー、脚本はクエンティン・タランティーノが手がける。

主演は引き続きブラッド・ピット。1977年のハリウッドを舞台に、裏社会の仕事を請け負う“fixer”としてのクリフの新たな物語が描かれる。スコット・カーン、エリザベス・デビッキ、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン II、カーラ・グギノら多彩なキャストが名を連ね、撮影は2025年7月末から2026年1月中旬までの約半年間にわたる予定だ。

本作は正統な続編ではなく、タランティーノが「クリフの別の冒険」と語る新規エピソードとして構想されたもの。Netflix配給により、2026年の公開を目指して製作が進められている。タランティーノの語り口とフィンチャーの冷徹な演出がどのように融合するのか、そして1970年代ハリウッドの光と影をいかに描くのか、映画ファンの期待が高まっている。

参照:GQ