2025年の第82回ヴェネチア国際映画祭が8月27日から9月6日に開催される。正式なラインナップは7月22日に発表予定であるが、既に注目作が複数報じられている。
なかでも、ドウェイン・ジョンソン主演の実録ドラマ『The Smashing Machine』や、ルカ・グァダニーノ監督の#MeTooスリラー『After the Hunt』、ヨルゴス・ランティモスとエマ・ストーンの最新タッグ『Bugonia』が有力な出品候補だ。Netflixからはノア・バームバック監督の『Jay Kelly』(主演:ジョージ・クルーニー)、ギレルモ・デル・トロ監督の『Frankenstein』、キャスリン・ビグロー監督の新作スリラー『A House of Dynamite』などが期待されている。
さらに、MUBIの代表エフェ・カカレル氏が以前明らかにした ように、ジム・ジャームッシュ監督の三部作『Father Mother Sister Brother』(出演:ケイト・ブランシェット、アダム・ドライバーら)もコンペティション枠にノミネートされる見込みだ。
イタリア勢も多く、ピエトロ・マルチェッロ監督の伝記映画『Duse』やジャンフランコ・ロージ監督の新ドキュメンタリー『Below the Clouds』、ラウラ・サマーニ監督の『A Year of School』などが名を連ねている。アジアからはマレーシアの『Mother Bhumi』や韓国のパク・チャヌク監督作も注目される。
審査委員長はアレクサンダー・ペインが務め、例年通り映画賞シーズンの幕開けを華やかに彩る映画祭となる見込みである。
参照:VARIETY