東京国際レズビアン&ゲイ映画祭、上映作品10本を発表

セクシュアルマイノリティをテーマに国内外の作品を上映する「第32回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」の上映作品が発表された。今年は10本の長編・短編作品がラインナップされ、うち5本が日本初上映となる。

日本初上映となるのは、ブラジル移民を描く『満ち汐』(マルコ・カルヴァニ監督)、老いとセクシュアリティに向き合う『嬉しくて死にそう』(アレクシ・タイヤン監督)、紛争地帯での同性愛をテーマにした『カシミールのふたり ファヒームとカルン』(オニル監督)など。その他、『チャクチャク・ベイビー』『ドラマクイーン・ポップスター』も日本初公開となる。

さらに、オンライン映画祭「Five Films for Freedom」およびその姉妹プロジェクト「More Films for Freedom」との共同企画として、トランスジェンダーに焦点を当てた短編4本も上映される。トランスジェンダー選手のサッカーチームを追った『レッツゴーTRUKユナイテッド!』や、パンデミック下のセックスワーカーたちの声を描いた『おいしい水に捧ぐ祈り』、英国人監督ジェイムズ・クーパーが日本で撮影した『5時のチャイム』などが含まれる。

映画祭は2025年6月21日(土)・22日(日)に東京・渋谷のユーロライブ、7月12日(土)・13日(日)に東京ウィメンズプラザホールで開催予定。詳細な上映スケジュールやチケット情報は、公式サイトおよびSNSで順次発表される。

 

上映作品

『チャクチャク・ベイビー』監督:ジャニス・ピュー※日本初上映
『満ち汐』監督:マルコ・カルヴァニ※日本初上映
『嬉しくて死にそう』監督:アレクシ・タイヤン※日本初上映
『ドラマクイーン・ポップスター』監督:アレクシ・ラングロア※日本初上映
『カシミールのふたり ファヒームとカルン』監督:オニル※日本初上映

短編作品
『記憶の鳥』監督:レオナルド・マルティネリ
『トランス・ハッピネス・イズ・リアル』監督:クイントン・ベイカー
『レッツゴーTRUKユナイテッド!』監督:キャメロン・リチャーズ、チャーリー・ティドマス
『おいしい水に捧ぐ祈り』監督:イライジャ・ヌンベ
『5時のチャイム』監督:ジェイムズ・クーパー

公式サイト
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