2025年カンヌ国際映画祭、本日開幕

本日2025年5月13日、第78回カンヌ国際映画祭がフランス南部のカンヌで開幕する。オープニング作品には、アメリ・ボナン監督の長編デビュー作『Partir un jour』(原題)が選ばれた。

今年は日本映画の存在感が際立っており、早川千絵監督(『PLAN75』)の『ルノワール』がコンペティション部門に、石川慶監督作、広瀬すず主演の『遠い山なみの光』が「ある視点」部門にそれぞれ選出され、国際的な注目を集めている。

一方で、今年のレッドカーペットでは新たにドレスコードが強化され、ヌードドレスや過度にボリュームのある衣装が禁止されるなど、外見上の演出に一定の制限が設けられた。この変更は、品位の保持と公共の安全を理由としたもので、芸術性と規律のバランスをどう取るかという議論も呼んでいる。

映画祭は今月24日まで開催され、審査委員長はフランスの女優ジュリエット・ビノシュが務める。

参照:Variety