『バーフバリ』ラージャマウリ監督新作『RRR』戦争直前のキーウでの撮影を語る

『バーフバリ』の脚本家・監督のS・S・ラージャマウリ監督は、新作『RRR』(別名『ライズ・ロア・レヴォルト』)で再び興行的ヒットを記録。

3月25日に5カ国語で公開されると2週間弱で1億ドルを突破。

映画の中盤にあるヒット曲「Naatu Naatu」に合わせた高揚感のあるダンスシーンは、ロシア侵攻のわずか数ヶ月前にウクライナの首都キーウで撮影された。

多くの幸福を与えるはずの『Naatu Naatu』は、スクリーンで見るたびに本当に胸が締め付けられます」とラージャマウリは語る。

「この幸せな場所にいたのは、わずか5ヶ月前なのに、突然戦争に巻き込まれた国になってしまった。その思いが強く伝わってくるんです」。

「信じられないような体験をした。政治的な混乱が起きているなんて、まったく想像もしていなかった。帰国後、ここの人たちは私に、『いつ戦争が始まってもおかしくないような国に行くなんて、どれだけバカなことをしているんだ』と聞いてきました。しかし、私たちはそんなことは全く感じなかった。スタッフから運転手まで、誰一人として危機を感じさせなかったんだ」。

監督は、平和が戻ったらまたウクライナに行きたいと付け加えています。「ウクライナの人たちは、私たちが違うやり方で仕事をしていると分かった途端、とても親切にしてくれて、私が経験したどの海外プロダクションよりもずっと暮らしやすくなりました」と彼は言う。

『RRR』予告編

 

『Naatu Naatu』キーウで撮影されたダンスシーン

 

参照元サイト Screen Inernational