核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝

【監督】

マーク・プティジャン

【出演】

肥田舜太郎、染谷将太(ナレーション)

福島原発事故以降、放射能に不安を抱く人々の要望に応え、2017年に亡くなった肥田舜太郎医師は、自身の広島での被爆体験と被爆治療にあたった経験を元に低線量被曝、内部被曝についての講演を日本全国で重ねている。映画の中で肥田医師は、直接被爆していない人々も、ただ体がだるいといった原因不明の症状を発症していくことの疑問を、戦後30年経った1970年代にやっと理解できるようになったと語る。その理解の元となるのは、アメリカの原発製造会社ウェスティングハウス社に勤めていたスターングラス博士が低線量被曝についての実態を研究した著書『低レベル放射能』である。スターングラス博士は、原発からは平常の運転時でさえ放射能が漏れていて、その地域の癌の発症率が高いというデータを挙げており、原爆投下後の調査でも低線量被曝の影響をアメリカは意図的に隠してきたと憤る。

 

 

 

制作国 フランス
制作年 2006年
上映時間 0h53
提供者 アップリンク
公式サイト
配信期間 2028-03-31まで配信